借金地獄の状態が続いていると、生きる気力ややる気が失せてしまうものです。

なかには、自分の人生に悲観をして自殺まで考えてしまう人もいます。 ですが、仮に自己資産全てを返済に充てても完済しないとしても、人生はやり直すことができる様に日本の法律は整備をされています。 当サイトでは、苦しい借金状態から脱するための返済方法を教授しています。

先ずは、自己の資産と負債の確認

まずは、自分の会計状況がどの様になっているかを調べる所から始めましょう。

資産

初めにするべきことは自分の財産の確認です。 自分の土地や建物などの固定資産と、会社に勤めていたり自営で商売をしているなら自分の給与や賞与などの流動資産(現金や預金)をノートに整理して書き留めましょう。 そうすれば、自分の全財産が今幾らあるのか、また月や年単位でどれぐらいの資産の増加を見込むことができるかなどを把握することができます。

その次にすべきことは、借金内容の確認です。 1社の貸金業者だけからの借入れなら、すぐに借入残高や利息額が分かると思いますが、複数の貸金業者から借りている場合は、ノートに整理をしないと把握しづらいものです。 ノートに各貸金業者ごとに借りている金額と月単位で支払う返済額と利息などを書きとめましょう。 そうすれば、負債の状況を把握することができ、どの会社の返済を優先すべきなのかが分かります。

返済が難しいと感じたら専門家に相談

心配事や悩み事があっても、一人で抱え込んでしまって誰にも相談をしない方がいます。 特に、この傾向は女性より男性に多いです。

借金問題の場合も、自分の恥と考える為か、誰にも相談することなく一人でどうにかしようと考え込む方がいます。 でも、身の回りのちょっとした事ならいざ知らず、多額の借金は人生を変えてしまうほどの重大事案です。 借金問題の様な重大なことは、返済が容易ではないと感じたなら借金問題の相談を受けている所に連絡をしてみるべきです。

独立行政法人である国民生活センターには、多重債務で悩んでいる方のために債務問題専用の消費生活センター相談窓口が用意をされています。 また、民間の借金問題を取り扱っている法律事務所でも、多くの所で無料で相談を受け付けています。

法律事務所と消費生活センターを紹介しましたが、どちらの方が良いかと言えば、法律の専門家である弁護士が相談に乗ってくれる法律事務所の方です。 法律事務所の無料相談などを上手に活用することで、借金地獄から早期に抜け出すことができます。

もし債務整理を行う場合は、その手続きを代行して行うことができる士業には弁護士と専用の資格を持った司法書士がいます。 弁護士は借金の額に拘わらず、法律に関係した訴訟などの全ての法的手続き行為を行うことができます。 一方、司法書士は制限があって、債務整理で手続きを代行できるのは、債務が140万円以下で任意整理をする場合のみです。 司法書士は法律のプロではないので、訴訟で債務者の代弁者となることはできません。 ですから、行うことができる業務範囲に違いがあるので、司法書士ではなく弁護士に最初から相談をした方が良いです。 司法書士に相談をしたとしても仮に自己破産が必要となった場合には、弁護士に改めて手続きを依頼しなければならないからです。